シルクロードを西へ!新疆編 最終回

 さて、前回の答え合わせからいこう。

1便利店。簡単ですね!コンビニエンスストアです。中国ではこの様にド直球なネーミングがとても多い。

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2星と珈琲でピン!と来ますね。そうです。スターバックスコーヒーです。

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3此方はマクドナルドです。日本と違い中国のマクドナルドは中国の物価からすると日本よりかなり高額で、中国人の若者にとって憧れのデートスポットなのだそう。確かに中国の定食屋の相場からすると、とても利用しようとは思えない料金設定だった。外資系はたぶん何処も同じ様な料金設定なのだろう。

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4そして此方はケンタッキー。

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5そしてこの両者は。大人の玩具店。しかし日本のそれとは少々意味合いが違ってくる。と言うのも少し前まで一人っ子政策を行っていた国。二人目が出来てしまうととても高額なペナルティーを課せられる。だから結構避妊は深刻な問題であり、避妊具は生活必需品でもあった。だから結構普通の立地に当然の様に存在する。

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 さて、口直しが終わったらラストスパート。日没後の夕食に私は王府井と言う場所に向かった。

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 王府井はB級の土産屋や食べ物屋の出店が建ち並ぶ地域、終いには蠍や蛇、蝉の幼虫の串焼き等の下手物の串焼きからたこ焼きのパチモノまでありとあらゆる出店が揃う。夜になれば世界各国からの旅行者で賑わっている。

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 そんな出店を冷やかしていると、中国式の手荒い歓迎を受ける。店を離れようとすると店主の中国オバチャンに二の腕をガッシリ掴まれるのだ。私は過去にも同じ体験をした事があるから、中国式のアピールなのだろう。何を言っているのか解らないが多分

「買って!買ってってば!」

此方は

「放してくれってばよぉ!痛いってばよぉ!」

 こうなるともう駄々っ子状態。まるで高木ブーのオバチャン役そのもののオバチャンに情が沸いてしまって、なんやかんやで人民帽値切って開放して貰った。

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 その後ホテルまで、天安門のライトアップを眺めつつ、北京城の表参道、前門大街を歩いて戻る。綺麗に再開発が進んだ通りには世界共通の店舗が並び、まるで何処かのテーマパークを歩いているかの様。締めに北京名物羊肉のしゃぶしゃぶを喰らって今回の旅を締め括った。

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 シルクロード、人は何故この道を往ったのだろう?玄奘三蔵は経典を取得する為命懸けでこの道を往った。西からはイスラームの商人達が交易を求めて西安を目指した。冒険意欲に駈られこの道を歩いた者もいただろう。そして野望に駈られこの道を駆け抜けた者もいた。須く人はこの道を往く。

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 西安を出れば、荒涼とした風景の中に仏教遺跡が点在する道程は、やがてイスラームの香りが折り重なり、カシュガルに辿り着く頃にはそれが辺り一面を多い尽くした。その先にはどんな光景が待っているのだろう?一本の道が私を次なるディスティネーションへと誘っていく。

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 第三部ウズベキスタン編でそれを紹介したいと思う。