お知らせ
モロッコ旅行記連載中でしたが配分を間違え、旅立つ時が来てしまいましたので、一旦筆を置き旅立たせて頂きます。帰国後モロッコ旅行記を完結させ今回の旅行記を始めたいと思います。宜しくお願いします。
昨日、仕事を終え帰宅し、愛用のDバッグから汚物(仕事道具(笑))を撒き散らし、サンダルウッドのお香を炊いてバッグを清め、聖なる旅のギアを詰め込んだ。
その中でも最重要は二つのカメラ。一眼では無い安物のコンパクトデジタルカメラ。だけど今までずっと愛用してきたもの。そろそろ寿命で傷だらけだけど今回も活躍を期待している。
さて、旅立つ国はブータン。数年前国王が来日し、誇大表現が大好きな嘘つきマスゴミが
「世界で一番幸せな国」
と騒いだせいで名前だけでも知っている人は多いと思う。
「世界で一番幸せな国」
勿論世界でそんな国がある訳が無い。あったとしたら、あっという間に移民で埋め尽くされている事だろう。
しかし、全く嘘と言う訳でも無い。以前世界で最貧国の部類に入るブータンが、GDPについて尋ねられた時
「我々は国内総生産量より国民総幸福量を重視する。」
と応えたブータン。それは負け惜しみでは無く、以来ブータンの政治の指針ともなった。国民の満足度が高いのも統計として示されているのも事実の事だ。
さて、そんなブータンとはいったいどんな国なのか?たった数日ではあるが、私の五感全てを賭けて旅して来たいと思う。
この旅が成就出来たのなら、全てを失っても良い。これまでそんな想いでひとつ、ひとつ、旅を重ねて来た。勿論今回も
一球入魂!
人事を尽くして天命を待つ
良い旅を
良い旅を
月日は百代の過客にして、行かふ年も又旅人也。
舟の上に生涯をうかべ、馬の口とらえて老をむかふる物は、日々旅にして旅を栖とす。
芭蕉
15日、帰国予定です。
では、行って参ります。