2016抱負

明けましておめでとうございます。

 さて前回も話した通り昨年はテロと報復のやりあいとなってとても悲しい一年となりました。シリアが何故内戦が何年も終わらないのか?それはアサド政権に親交があるロシアが政府軍に武器を売り、民主化を進めたいアメリカが反政府軍に武器を売り、本音を言えば互いの軍需産業を肥やそうと、両国がそれぞれ武器を売った結果であるのが真実だと思っています。

 そんな武器輸出合戦の仇花として咲き誇った毒の花こそISであり、彼等がパリのテロの実行犯とされています。しかしテロリストの身元がハッキリ確認されもしないうちにISの仕業と確定し、実況検分も捜査もままならないうちに報復の爆撃を加え、200人もの一般市民を虐殺したフランスは最早法治国家とは呼べない野蛮人国家と言えましょう。

 結局何処の先進国の首脳達も、テロとの戦いを強調しますが、その言葉の仮面の下ではこう思ってるに違いありません。

「これで我が国の軍需産業は10年は安泰だ!ワッハッハ!」

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 こうしている内にもシリアの何の罪も無い人々が亡くなっているのでしょう。ケンシロウやレイじゃなくてもこう叫びたくなります。

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 そんなパリのテロ、憎しみで報復の勢い渦巻く中 パリのテロの被害者がSNSに投稿した一通の書き込みが人々に感動と勇気を与え、一条の光を私に届けてくれました。本当は原文を紹介したいのですが、私はそのSNSを利用していないので記憶に残った内容を紹介したいと思います。

 私はこのテロで最愛の妻を失いました。悲しいです。悔しいです。そしてテロリスト達が憎いです。しかし私はその憎しみを放棄します。何故なら憎しみの連鎖こそ彼等が企んでいるものだからです。私は彼等の目論見には騙されません。

 私は最愛の妻を失いましたが、彼女が残してくれた唯一の宝である息子がいます。私は彼を立派に育て上げ、そして幸せな家庭を作ります。それはテロリストが一番望まなかった結果でしょう。そしてその時私はテロリストに勝利するのです。

 感動しました。落涙しました。人は愚かな生き物であり感情に突き動かされやすい生き物です。特に怒りや憎しみと言った負の感情には飲み込まれ易く、つい悪魔の囁きに耳を貸してしまいがちです。しかし怒りや憎しみに心を委ねても、得るものは無く失うものがなんて多い事か・・・。

 もし世界の人々が、彼の様な勇気を少しでも持ってくれたなら、世界の平和はきっと近づく日が来るのだろうと思います。憎しみや怒りと言った負の感情から自分を開放する。それこそが幸せになる秘訣なのかもしれません。

 私も煩雑な日々に時に怒りや憎しみの感情に飲み込まれそうになる事も屡々、彼の言葉を今年の抱負に代えて、

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 な人生を送ろうと思います。決して怒りや憎しみに飲み込まれて

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「我が人生がいっぺんで台無し」

なぁんて事にならない様に・・・

皆様が幸多き一年であります様に!

2016世界の人々が平和に暮らせます様に!

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2016今年も宜しくお願い申し上げます。

さっくん