モーリタニア旅行記最終回

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 モーリタニア最後の朝が来た。奇しくも元旦、それも平成最後となる初日の出をモーリタニアで迎える事となった。

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 砂漠に昇る初日の出は最初こそヘイジーだったが昇ってしまえばアフリカ独特の強烈な陽射しにすぐ戻った。

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 朝食にはなんとお節料理。今時の添乗員さんはとても大変だと思う。ツアー慣れした観光客に喜んで貰える様にあの手この手の気遣いを求められる。ツアー慣れしていない私はビックリ仰天だ。

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 とは言え今回の添乗員さんは、添乗員さんも旅を楽しんでいるのが伝わってきて、事務的な事が微塵も無く素敵な添乗員さんだった。この場で感謝したい。

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 途中この旅最後となる砂丘で一服を取りこの旅最後の目的地となるバンダルガン国立公園と向かった。この国立公園は様々な野鳥が集まる事で世界遺産にもなっている。

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 桃色フラミンゴ、カモメ、ペリカン…多くの野鳥が羽を休めるその光景は、今まで生き物は愚か水一滴さえ見つからない砂丘を旅してきた私にとって正に楽園そのものだった。

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 そして美しさは野鳥だけでは無く風景も負けていなかった。

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 海水だと言うのになんと言う透明度。波打ち際が解らない程である。そして海底にも風紋がある事に驚き、そして感動した。

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 国立公園を後に我々は首都ヌアクショットに向けて波打ち際を疾走した。車に驚き飛び立つカモメの群れ。何処か映画で見た様な光景。

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 最後に一人づつ今まで旅を支えてくれたスタッフと記念写真を撮った。座っているだけで腰が痛くなる長い過酷なドライブを終えても我々のガイド、テント設営、そして料理と休む事無く我々を支えてくれた最高の面々の最高の笑顔に囲まれた。

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 ヌアクショットに到着し海沿いの市場などを散策し我々の旅は終わった。翌日早朝モーリタニアの朝陽に見送られ我々はモーリタニアを飛び立った。

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 モロッコサハラ砂漠の広大さに驚き、そしてそんな砂漠を渡っていった古のキャラバンに驚愕し、それは私をマリ・トンブクトゥへの旅へ誘った。

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 スタートとゴール、その二つを知った今。そのメインとなる砂漠の世界を体験したいと思った。ウアダン、そしてシンゲッティ。サハラ交易の中継貿易都市として栄えたそんな街を訪れたい。そんな想いでやってきたモーリタニアだったが、ツアーに参加した事もあり、一人では訪れられなかっただろう幾つもの砂丘を訪れる事が出来た。

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 サハラ砂漠はアフリカ北半分を覆う広大な砂漠だが、そんな中でもサハラ砂漠を満喫出来る国は数少ない。そんな国の筆頭がモーリタニアであるだろう。

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