ブルネイ旅行記香港編2

 天際100を後にしてヴィクトリア湾をスターフェリーに乗って渡り香港島へ。

イメージ 1



 ピークトラムに乗車してヴィクトリアピークに登った。

イメージ 2



 途中駅でなんと結婚式に出くわした。香港を代表する風景を舞台に結婚式を挙げられるなんて素晴らしい事だが、中国人女性の強さは世界一!男性は早速尻に轢かれやしないか?チョッと心配になった。

イメージ 3



 本来は百万ドルで有名なヴィクトリアピークだが昼の眺めもまた絶景だ。今回新たに出来た天際100がピークからの眺めに加わった。観光客はピークから眺める景色を拝むと早速ピークから下ってしまうが、ピーク一帯には遊歩道が完備されていて、ピークの周囲を一周できる。眺めも良い散策路となっているので時間があるならば是非トライして欲しい。

イメージ 4


(左奥海峡の向こうに一際高く聳えるのが天際100)
 今回は新しく出来た天際100からの夜景も気になったので、日が暮れる前にピークを降りて再び天際100に引き返した。天際100で暮れゆく香港を眺め終わり、後は廟街を抜け旺角周辺で夕食を摂り帰国としようと思い天際100を後にしたのだが、そこから廟街に出る道に迷ってしまい埒があかない。

イメージ 5



 其処に通りかかったオバチャンに道を尋ねた。

「私イングリッシュダメやねん!」

と私が外国人だと解ると引いてしまうオバチャンに

「イングリッシュちゃうでぇ!漢字やでぇ!」

 と日本語のガイドブックを差し出せば、理解出来る文字を発見したオバチャンは水を得た魚の様にまるでマシンガンの様な広東語で説明を始める。広東語などサッパリ解らないが、踊る様なジェスチャーが全てを物語ってくれる。謝謝!と言って半場逃げる様に目的地を目指せば、オバチャンは再び追っかけて来て、未だ足りぬとばかりに躍り狂う様に補足を始める。

イメージ 9



 早口の中国語は日本人にはまるで喧嘩している様に聞こえてしまうが、中国人のオバチャンは実はとってもお節介焼きな程親切な人が多い。なんか昔の下町にもそんな雷様みたいなオバチャンがいたものだ。何処か懐かしさを覚える。

イメージ 6



 オバチャンのお陰で無事廟街に辿り着き、露天街を冷やかしながら旺角に出る。その界隈にある麺粥屋に入った。実は私は中華が苦手。私にはちょっと油っこ過ぎる。だから香港に来るとサッパリした粥を私は常食にしている。日本で粥は病中食だが、中国では朝食の定番だ。

イメージ 10



 日本の立ち食いソバ店では、トッピングは共通でソバかうどんを選ぶスタイルだが、香港の麺粥屋も似た様なスタイルでトッピングは共通で麺か粥を選ぶ形式となっている。勿論私は粥を選択しトッピングは押しの強い中国オバチャンに任せる。付け合わせの揚げパンも欠かせない。揚げパンを粥に浸して食べると美味なのだ。

イメージ 7



 鱈腹食べ終わって、会計の際慣れない広東語で「ハオチージーラ!」(美味しかった!)と言えば、まるでアラレチャンの様な中国オバチャンの満面の笑みが返ってきた。彼女は確か「ンチャ!」と言い残すと「キーーーン!」と言う効果音と共に厨房に消えて行ったと思う。

イメージ 8



 夕食を摂り終え、今回の旅もやるべき事を全て終えた。後は香港駅からエアポートシャトルに乗るだけだ。私は帰るべく香港駅に向かう為、地下鉄に乗り、再びヴィクトリアハーバーへ向かった。