人生は不器用ながらも自信を持って!

私の人生は不器用そのものだ。いや不器用では無かったらこんな人生を送っている筈は無い。でもお金が貯まらないのはたまに傷だが、私はそれなりにこの人生を楽しんでいる。

私の旅もまた不器用そのものだ。同じ様な行程ならツアーの方が圧倒的に効率が良い。快適に旅を過ごせて且つ安全だ。

あっちで躓き、こっちで迷い、そっちで待ち惚けを喰らう。しかしそうした時間の中で、有らぬ角度から街を眺め、違った立場でものを想う。そうして初めて知り得る世界がある。私の文や写真は、そんな非効率から生まれたものが殆どだ。

だから不器用と言う事は実は取り柄なのだと感じている。回り道してしか決して見れない世界がそこにあるのだから!

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(セグー夕景・マリ)
旅で一番危険な瞬間。それは入国したての時、、ハイエナの様な輩がウヨウヨと、物価も右も左も解らない、その国に初めて訪れる旅人を待ち受ける。

ウカウカしていると白タクに捕まり、暴利のレートで両替をさせられ、滅茶苦茶な宿に泊まらされた挙げ句に、インチキツアーに参加させられボッタクリフルコースを味わう事になる。

でも私はそんな輩を無下には扱わない。時に彼等は貴重な情報収集源になるからだ。奴等に捕まるととんでもない事になるが、情報なら無料だ。

勿論なかには善良な商売をしている者もいる。そんな彼等を利用すれば、両替から現地発ツアー迄、格安で自動的に旅が進んでしまう事もある。

こうした胡散臭い輩が屯する国々を旅していると、逆に欧米や日本の様な国を旅すると、誰も集まって来なくて寂しい気さえする。

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(モプティ郊外の田園風景・マリ)
さてではいったいどうやって悪者を防ぐのか?

自信を持つ事だ。決して悪者では無くても残念ながら人は人の弱味に付け込む性質を持つ動物だ。どんなに不安でいっぱいであっても毅然と立ち振る舞っていれば、拗ねに傷がある者は近づいて来ようとしないし、例え邪険な者がまとわり付こうが、固い意志を持って振り払う事が出来るだろう。

堂々としていれば良いのだ。大丈夫!自信を持つのに根拠なんて要らない!君が昨日まで歩んで来たその道程さえあればそれで充分だ。

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ドブロブニククロアチア
空港に降り立てば、きっと憎めないけれど、お呼びでは無い友達が集まって来るだろう。

「その半値なら私は乗る!良い話だろう?私は得をして君も収入を得る。交渉には応じないよ!嫌なら私はバスに乗るだけだから!」

さぁ!旅が近づいた!