やりなおしの旅私的ロマンチック街道ロヴィニその1

 プリトビツェを訪れ一旦ザグレブに戻った翌日、これからこそ本当のやりなおしの旅。向かうロヴィニこそやりなおしの旅の最大の目的でもあった。前回余りにも短い滞在に未練タップリ、今回の旅となった。

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 ロヴィニは小さな街、バスステーションから旧市街のメインとなる半島部分までの通りはまるでディズニーランドのメインストリートにも勝るとも劣らない明るい雰囲気に満ちている。

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(緑の窓のある建物の3階、窓の開いている部屋)
 半島部分に入って先ず予約しておいたアパートメントの鍵を受けとるべく家主と連絡を取った。海沿いの歴史ある建物の一室を旅人用のアパートメントとして貸し出しているのだが、たった一室、予約できたのがまるで奇跡だ。

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 自分専用の階段を昇って楽しみにしていた窓からの景色を眺め絶句。反対側の勝手から見下ろす旧市街の石畳の風景も最高だ。

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 唯一欠点を挙げるとすれば此処がロヴィニでも有数の撮影スポット。窓を開ければ誰かが必ずカメラを私に向けて(私の部屋の邦楽に向けて)構えている。だから在らぬ格好で窓を開けようものなら、旅人の思い出の写真になる筈がR18の写真になりかねない事だ。シャワーを浴びた後海風をあたろうとするのは危険な行為になってしまう。とは言ってもこれから三泊、まるで夢の様な日々が始まりそうだ。

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 いつも以上に部屋で寛いだ後は旧市街の散策に出掛ける。ヴェネツィア共和国の影響をもろに受けた建物に囲まれた石畳の道は、それだけでも十分雰囲気があるのだが、この街の特色はそこに並ぶ店のディスプレイの質がとても高い事に驚かされる。

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 一件だけなら未だしもどの店のディスプレイも総じて質が高い。ウインドーショッピングなんてする柄では無いのだが、思わず一件一件じっくり眺めながら「可愛い!」を連発してしまう。良い年の親父をロマンティックにしてしまう。ロヴィニはヤバい街だと言える。

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 ウインドーショッピングの合間に海沿いのレストランでイカのグリルを頂いた。とても柔らかい。

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 食後には港に出てロヴィニを眺める。私を惹き付け再訪させた景色が其処に広がっている。

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 お店が無い住宅街の路地もロヴィニは素敵だ建物と建物の間に干された洗濯物さえ芸術に見える。

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 路地裏では地元のオジサン、オバサンが立ち話に花を咲かせる。そんな光景さえ絵になる街だ。

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 夕方になりサンセットツアーのボートに乗った。ボートから眺める夕焼けは格別だったが、ボートが一時騒然となった。気がつけばイルカの登場だった。ロヴィニ周辺はイルカが多いらしく、夕焼けとイルカウォッチングのツアーだとの事。

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 ロヴィニに戻り、暮れ行くロヴィニを堪能した後、切り売りのピザでは無くしっかりシーフードを頂いた。確か鱸だった筈だ。その後の夜のロヴィニの路地裏も素晴らしかった。

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 その夜余りの嬉しさに窓を開ける事無く波の音を聞きながら夜を過ごした。明日は周辺の街も散策する。

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