2007ジョグジャカルタ旅行記1
日本でも世界でも日本三大○○やら、世界三大○○やら、何かと三大○○が人々は好きだ。そんな私もエジプト、メキシコとピラミッドを紹介してきて後一つ何か紹介しないと何処か落ち着かない気分になってくる。
(世界一のクフ王のピラミッド)
三大ピラミッドと呼ぶ時、一般的にエジプト・ギザのクフ王、カフラー王、メンカフラー王のピラミッドを指す。大きさで表現した場合は一回り小振りのメンカフラー王のピラミッドが外れて、メキシコのティオティワカンの太陽のピラミッドが其処に入るらしい。
(No.2のカフラー王のピラミッド)
しかしそれではもう話が繋がらない。あとひとつ、エジプトでもメキシコでも無いピラミッドは何処の遺跡が相応しいか?
(No.3のティオティワカン太陽のピラミッド)
そもそもピラミッドとは何を定義しそう呼ぶのだろう。正三角錘の建造物ならエジプトのピラミッドに限定されてしまうが、山状に築かれた建造物だとするのなら、地球上には幾つものピラミッドが存在する。
亡くなった者への追悼として、また神への祈りとして、シンボリックなものを築こうとした時、盛り土をして、山状に土を盛る事は、地域に偏る事なき人類の共通する原始的行為だ。その進化、巨大版こそピラミッドだと私は思う。
世界で幾重も残るピラミッド状の建造物、それを三つ、三つの地域から選出するとしたら、一つはエジプト、二つ目はメキシコは確定として、三つ目選ぶとすれば何処が相応しいだろう?地域的にアジアから選べばバランスが良いだろう。
(タマヤンジー寺院)
アジアに存在するピラミッド型遺跡と言えば、ミャンマー、バガンのタマヤンジー寺院も捨て難いが、何よりインドネシア、ジャワ島に残るボロブドゥールこそアジア代表にふさわしいと私は思う。大きさでこそ前者二つに譲るものの、壮麗さ、秘められた謎と言う部門に於いては決して劣る事は無い。
それではピラミッド、アジア代表のボロブドゥールへの旅を紹介しよう!