折角乗り継ぎの良い便を選んだのに、ドーハで搭乗待ちやら何やらで小一時間程待たされた。もう私の心は餌を目前にお預けを喰らった猛獣の如しだった。飛行機が漸く高度を下げ始めた。眼下には紺碧のカスピ海が広がっている。カスピ海はとてつもなく広く、日…
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